株とFXの違い

こんばんは!

今回は株とFXの違いについて少し勉強しました。

投資対象

FXはもちろん為替に投資しますので、各国の通貨というよりも、その国に魅力があるから投資するという意味合いもありそうです。国債金利の高利回りに投資したいという人も多そうですね。
ある意味、為替は世界に股をかけて投資をしているといえそうです。

一方、株のほうは企業ということになります。サラリーマンの方にとっては、投資する株式が仕事柄日常的に関わりのある企業があるかもしれませんし、自分の好きな商品を販売している企業かもしれません。
そういった意味では、株は非常に身近な世界に投資しているといえそうです。

為替はマクロ経済、株はミクロ経済という言葉がありますが、まさにその通りだと思います。

投資対象の数

FXは通貨に投資するのですが、実際に投資できる通貨はせいぜい10か国くらいです。世界の基軸通貨である、米ドル、日本円、英国ポンド、欧州のユーロ、カナダドル、高金利通貨として人気の豪ドル、NZドル、南アフリカランドと一般的にはこれら8か国の通貨へ投資できます。これらに加え、最近では香港ドルシンガポールドル人民元ノルウェークローナ、超高金利トルコリラ、メキシコぺソを売買できるFX会社もあります。

しかし、上記の通貨はマイナー通貨と呼ばれており、流動性(売買量)が小さく、安定しておりません。銀行や証券会社のディーラーもほとんど売買することはありませんので、個人投資家が手を出すことはしないのが無難のようです。

一方、株式取引での投資対象は日本株では約4,000種類もあります。そのため、株の取引ツールにはスクリーニング機能が備わっており、銘柄を絞り込むことが大変だということもあります。

しかしながら、その中には大化け銘柄となる株がいくつもありますし、自身の得意分野に絞れば、投資対象の数は一気に20数銘柄くらいにまで絞ることができるでしょう。

変動要因

FXの変動要因は、その国の金融政策や経済に大きく依存します。その為、ニュージーランド中央銀行が利上げをするとニュージーランドドルが大きく買われますし、ECB(欧州中央銀行)が金融緩和をするとなると、ユーロが大きく売られることとなります。

【為替の主な変動要因】
・金融政策、GDP、インフレ(CPI)、雇用情勢、個人消費
参考記事:FXのファンダメンタルズ分析

一方、株の方は企業業績が大きな変動要因になります。その為、決算が予想以上だと連日ストップ高になります。そして、関連会社も株価もつれ高になることがあります。

また、グローバル企業だと海外の株式市場の変動にも連動しますし、為替が関係してきますがら、例えばドル円が円安方向に振れると、トヨタマツダなどの企業の株価は上昇します。同様に、材料を海外から輸入している企業だと、原油や小麦の価格にも大きく影響します。

【株価の主な変動要因】
・企業業績、為替、海外市場、商品価格、関連会社の業績

値動きの違い

ドル円は1980年代は360円でしたが、今は120円程度です。一時80円台もありましたから、4分の1というわけですが、これには相当大きな流れがあります。基本的に1日の値動きは1%程度ですし、余程大きな出来事があったとしても3~4%程度しか動きません。1年でみても最大30%程度の値動きとなります。
そのことから、FXはレバレッジという資金を有効に使うシステムが使えるのです。また、流動性があるという面では、買いたい時に買え、売りたい時に売れるというメリットがあります。

一方株価は為替と比べると、尋常ではなく動きます。ガンホーは1年間で100倍になりましたし、アベノミクス以降IPO銘柄は非常に盛り上がっていますので、公募価格の2倍3倍になることも珍しくなく、よって1年に10倍になる株(テンバガー)もあります。もちろん逆に1年で価値が半分になってしまうこともあり、ストップ安になると損切りを行うことも難しいことから、銘柄によってはハイリスク・ハイリターンということになります。しかしながら、良い銘柄に巡り合えば、1年で投資資金が10倍になるという非常に夢があるのが株式投資です。

金利の受け取り時期

FXにはスワップ金利(ポイント)と呼ばれる金利差を受け取るまたは支払う仕組みがあります。これは、金利差を365日で割ったものを営業日ごとに受け取れる(水曜日に3日分支払われるなどの差はありますが。。)ものです。毎日金利がもらえて、またその金利投資資金に連動して25倍もらえることは大きな魅力です!

一方株式には配当金があります。みずほフィナンシャルグループなどは4%程度の高配当利回りがあり(年度によって替わります)、個人投資家にも人気の銘柄となっています。この配当金は、年に1回か2回(会社ごとに違います)もらえることができ、権利確定日にだけ持っていればもらえるという高いメリットがあります。もちろん、権利を獲得した直後に大きく売られる場合もあるので、リスクは高いですが、こちらも大きな魅力ですよね!

資金効率(レバレッジ)

・FXのメリットのにレバレッジがあります。
レバレッジとは?

これは、投資資金の25倍の金額を動かせるというFXの大きな魅力のひとつです。また、海外業者では100倍、200倍のレバレッジを使用できる業者もあることから、ギャンブルのようにトレードを行う人もいます。

逆に、株式取引は値動きが大きいことから、信用取引では自己資金の3倍までの取引を行えます。しかし、信用取引は「6ヶ月以内に清算の義務」があることと、お金を借りていることから毎日僅かながら「金利の支払いが発生」します。また、FXではほぼ皆無である追証が発生することもあります。

金融商品に適正であるレバレッジが使用できるということで、現状がちょうど良さそうですね!

取引時間

FXは平日であれば24時間売買可能です。このあたりが、FXが主婦やサラリーリーマン、学生にも人気である証拠でしょう。FX会社やラジオ日経なのどの番組で、「雇用統計スペシャルイベント」などど題して、ビックイベントをカウントダウン形式に盛り上がるイベントも人気です。

一方、株式取引は前場は9時~11時30分、後場は12時30分~3時までとなっております。しかし、意外と知られていませんが、株式取引にはPTS(私設取引)と呼ばれる夜間取引があります。通常の取引時間が終わったあと、17:30~23:59(証券会社により異なります。)までに行われる時間外取引のことをいいます。また、デイタイムセッションという、8:20~16:00の間行われる取引もあります。

株とFXではどちらが良いのか?

どちらが良いかは得手不得手があると思いますが、平日24時間取引できるFXは仕事終わりでもできるところに魅力を感じました(''ω'')ノ

 

1.少ない投資資金で資産運用をできるFXを始める。
2.相場に慣れると、株式取引も行いどちらが自分にとって良いか相性を見定める。
3.商品や先物取引など、さらに多くの金融商品に投資してみる。
4.全ての金融商品を、状況に応じて投資し、ポートフォリオを組む。

 

などなど取り組んでいこうと思います。

 

ではではー